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2010/11/28

「アジャイルソフトウェア開発宣言」公式日本語版が公開



アジャイルソフトウェア開発宣言の公式な日本語訳が公開された。

■「アジャイルソフトウェア開発宣言」公式日本語版が公開


アジャイル開発初心者からの質問で、「アジャイルとXPと、どう違うのですか?」と聞かれることがしばしばある。

アジャイルとは、ソフトウェアを高品質で素早く柔軟に開発するための概念であり、それらの具体的実現方法が、XP、スクラム、RUP、クリスタル などの開発手法である。つまり、XPやスクラムは広義のアジャイル開発であると言える。

「アジャイルソフトウェア開発宣言」とは、アジャイルに開発するための声明文であり、この声明文にを尊重した開発手法が、「アジャイル開発手法」であり、アジャイル開発の根幹をなす、最も重要な考え方なのである。

2001年に宣言されものが、10年後の2010年に公式な日本語訳が公開されたのだ。

■アジャイルソフトウェア開発宣言公式日本語版




初めてこの宣言を読んだ方は、どの様な感想を持たれただろうか。恐らく驚かれたのでは無いだろうか。特に「包括的なドキュメントよりも動くソフトウェアを」の箇所は、XPが日本へ輸入された直後、「ドキュメントを書かずにソフトウェアを開発するのか」と多大な誤解を生んだと言われている。ここに書かれている言葉を鵜呑みにするのではなく、言葉の意味と意図を汲み取ることが、アジャイルソフト開発の第一歩になるのである。

アジャイルソフトウェア開発宣言を理解するためには、下記の「アジャイルソフトウェアの12の原則」が参考になる。

■アジャイルソフトウェアの12の原則

ここに記載されている内容を理解することで、アジャイルソフトウェア開発宣言をより深く理解できるはずである。

腰を据えて、じっくり読んでみて欲しい。

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