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2012/04/01

【インタビュー】すくすくスクラム瀬戸内2代目代表が語る「アジャイル」とは?


2012/03/31、大阪にお越しになられた「すくすくスクラム瀬戸内」2代目代表、阿部信介さんに、お話を伺うことができた。

■冥冥乃志

■マイクロソフト「すくすくスクラム瀬戸内」






以下引用。


■すくすくスクラム瀬戸内」とは

瀬戸内エリアを中心に、アジャイル・ソフトウェア開発手法の 1 つであるスクラム (Scrum) の様々なプラクティスを体験・研究しながら、現場を改善できそうなヒントを探す事を目的としたスクラム開発の勉強会です。

今年、アジャイルジャパン201の開催時期に合わせて発売された「アジャイルマインド同人誌」に寄稿されている阿部信介さん。実は、スクラム勉強会「すくすくスクラム瀬戸内」の2代目代表でもある。

「前代表から、『後は任せた』の一言で、2代目代表をやってます」

爽やかな笑顔と共に、そう語る。




▼すくすくスクラムとは?

AgileNewsFlash(以下”ANF”) 「代表になられた経緯を教えて下さい」

阿部信介氏(以下”阿部”)  「前代表が、転職を機に東京へ行くこととなり、その時『後は任せた』と言われ代表になりました(笑)」

ANF 「引継ぎとか、大変だったのでは?」

阿部 「引継ぎは、ありませんでしたね。『君なら大丈夫』と言い残されたくらいです(笑)」

ANF 「同人誌にも、そう書いてましたね。では、すくすくスクラムの活動内容について教えて下さい」

阿部 「はい、大きなイベントは、2011年のアジャイルジャパンでサテライトをやりました。最近は、月1回程度、アジャイルサムライ読書会を開催しています」




▼阿部流「スクラムを切る!」

ANF 「阿部さんが興味あるアジャイル開発手法は何ですか?」

阿部 「やっぱり『スクラム』ですね。スクラムってプロセスが明確なのがいいですね。実は学生の頃、大学で”フィードバックループ”を学んでいて、それがスクラムの開発プロセスと合致して、腑に落ちたんですよ。それに、分かりやすいので、他の人に説明し易い、と感じています」




▼現場にアジャイルを導入

ANF 「同人誌に、現場にアジャイルを導入した内容が記載されていますが、実際の現場ではどの様な感じですか?」

阿部 「毎日悩んでますよ(笑)。社内では賛同を得られず苦労しています。変化を嫌う体質が問題と考えています」

ANF 「具体的に、何か工夫されていますか?」

阿部 「会社から賛同を得られないので”闇アジャイラー”となって、後輩や周囲を少しづつ巻き込みながらアジャイル開発の実現を目指しています」

ANF 「アジャイル導入時、”会社が認めてくれない”という点では、似たような話をよく聞きます」




▼目標は「”アジャイル”に価値を提供し続ける」

ANF 「最後に、今後の目標を教えて下さい」

阿部 「はい、『”アジャイル”に価値を提供し、その成果を岡山の業界に還元すること』です」

ANF 「”アジャイルに”とは、具体的にどういうことでしょうか」

阿部 「意味は、『アジャイル開発を使って』になります。今はまだ、現場にも普及できてないですし、会社もなかなか動いてくれない。だけど、『アジャイル開発があたりまえ』の現場を構築し、価値ある製品を世に送り出して、その成果を岡山の業界に還元したいんです。それが今の大きな目標です」

ANF 「”岡山”だけにとどまらず、日本、いや、世界に発信して頂きたいです」

阿部 「(笑)」






同人誌の執筆内容から想像していた人物像通りの価値観を持った阿部さん。
「すくすくスクラム瀬戸内」の今後の動向と、彼の活躍に期待が高まる。

彼の指差す未来の岡山は、どんな姿をしているのだろうか。


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