元ネタはコチラ。
■「An Agile way」 アジャイル開発の実態調査(State of Agile Development Survey Results) (1)毎年、VersionOne社(アメリカ)がアジャイル開発の実態調査を行っているとの事。
今年の結果は下記の通り。Scrumが50%を超えている。
個人的にはXPの文字が2位以降にしか出てこないのが残念だ。
とまぁ、そこまでは良かったのだが、妙に違和感を覚ええる文字があった。
「Scrumban」!?
これはなんだろうと思い、元の記事を眺めると太字でこう書かれている。
今年の大きな変化は、Kanbanが認知されたことだろう。そう。
「Scrum/XP Hybrid」と同様、「Scrum+Kanban = Scrumban」が登場したということだ。
「Scrumban」で検索してみた所、アメリカでは既に書籍が出版されている。
Scrumban
Essays on Kanban system
for Lean Software Development
-スクラムバン
リーンソフトウェア開発のためのカンバン·システム上のエッセイ-
この本、初版は2009年となっている。
更に、下記サイトにScrumbanについて記述がある。
※ 全文英語
Chromeなどを駆使して翻訳して読むと、英語が苦手な方でも容易にスクラムバンに関する情報を得ることができるだろう。
一番興味を引いたのは、この部分。
カンバンが「to do」 「ready」 「in process」 「done」 の4つに分かれている点。
一番興味を引いたのは、この部分。
カンバンが「to do」 「ready」 「in process」 「done」 の4つに分かれている点。
さらに、その使い方が秀逸。
担当者の次の業務を「ready」バッファで調節しているのである。
まるで、マルチタスクOSの様な使い方である。
「カンバン」は、言わずと知れた「トヨタ生産方式(TSP)」から生まれた手法である。
この手法をソフトウェア業界に取り入れたのが、平鍋健児氏の提唱する「プロジェクト・ファイリテーション」である。
そういう意味では、「Scrumban」は、「日本とアメリカのコラボレーション」という見方もできる。そう考えると、ITに関してアメリカに一歩リードされている日本にとっては、嬉しい出来事なのではないだろうか。こういった事例が、今後もっと増えて欲しいと密かに願っている。
アメリカ発の情報は、翻訳され日本で出版されるまでなかなか浸透しない。
「Scrumban」の初版が出版されてから既に2年が経過していることを考えると、そろそろ日本に逆輸入される日も近いのではないだろうか。
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