ソフトウェアハウスでも無い。
工業でもない。
官公庁という場で、「プロジェクトファシリテーション」を実践された 東泰史氏 をご存知だろうか。
■An Agile Way 「AgileJapan2010のみどころなど」
■Slide Share 「佐賀県庁でもできる!プロジェクトファシリテーション」
写真は、大阪市内の某ラーメン屋で撮影。
2/18に開催された「プロジェクトファシリテーションパーティー2012」に参加のため来阪していた所を、急遽インタビューの時間を頂いた。
■PFとの出会い
ア : AgileNewsFash
東 : 東泰史氏
ア「県庁でPFを始めようと思われたきっかけを教えてください」
東「情報・業務改革課という部署に所属していて、業務改革への取り組みとして『協働化テスト』と『イノベーション”さが”プロジェクト』という2つのプロジェクトを立ち上げました。それから1年、業務改善に役立ちそうなセミナーや勉強会へ参加したり、様々な手法を調査しました。IT系で言えば、『データフローダイヤグラム(DFD)』なんかも調査したのですが、使い方が難しいく、採用には至りませんでした。そんな折、2008年に福岡で平鍋さんの講演があり、そこで『プロジェクトファシリテーション』のお話を伺い、ビビッ!とききたんです。『あ、これ面白そう!』って」
ア「PFとの運命的な出会いはその時だったのですね」
東「はい。セミナーに出たあと、ネットで検索したら、『PFP九州』という団体があることを知り、代表の佐藤さんとコンタクトを取りました」
上記の2008年の講演は、恐らくAIP主催の「見える化」セミナーと思われる。
平鍋氏のブログにその時の記事がある。
■AnAgileWay 「福岡でPFの話をしました。」
■PF導入への第一歩
ア「具体的にPFをどの様に展開されたのですか?」
東「2008年に、『ニコニコカレンダー』から始めました。始めると、回りから『イイネ』と言われて、課内の展開はスムーズでしたね。それから、タスクかんばん、朝会と、導入して行きました」
■庁内にPFを展開
ア「それから、庁内へはどうやって展開を進めたのですか?」
ア「反応はどうでしたか?」
東「共感してくださる人が現れて、それが嬉しかったです。だけど、『情報・業務改革課』から別の課へ移動してしまい、今は直接意見できない状況になってしまいました」
東さんは、とても優しく、とても熱く語った。
少しでも職場を良くしようと考え、取り組み、悩み、考える姿がとても印象的であった。
IT業界発の「プロジェクトファシリテーション」が、他業種にも応用できるポテンシャルを秘めていることが立証された。これは実に喜ばしい出来事である。
『情報・業務改革課』という、ある種イノベーションを起こしやすい課から離れた彼が、次にどんなアクションを起こすのか。その行動こそ、我々IT業界関係者が注目すべきヒントが隠されているはずである。
彼の今後の活躍に期待したい。
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