当ニュースサイトをご覧の紳士淑女であれば、この絵の説明は不要だろう。
2007年頃、「カイゼン」「ふりかえり」というキーワードが日本でちょっとしたブームとなった。
このブームの火付け役となったのは、2005年頃に平鍋健児氏が発表した「アジャイル、TSP(トヨタ生産方式)、ファシリテーション」の3つの要素を組み合わせた現場改善手法「プロジェクト・ファシリテーション」である。
この「プロジェクト・ファシリテーション」の中でもっとも注目されている手法の1つに、「KPT」(「けぷと」と読む)がある。KPTは、「PDCA」サイクルにおける「C」(Check)「A」(Action)に該当する手法であり、適切に使用することで、プロジェクトの改善を加速させることができる強力なツールである。詳細は、こちらを参照して欲しい。
KPTが発表されて、既に6年以上経過しているが、その中で新しいフォーマットが提案されている。ネットで拾ったKPTフォーマットをいくつかご紹介したい。
■KPT(けぷと)
こちらが、ノーマルなフォーマット。
シンプルにKeep, Problem, Try の3つを書く。
■KPTIRK(けぷたーく)
KPTに、Issue, Risk, Knowledge を追記する。
更に多くの情報を記録することができる。
ちなみに、本家に提案した所、面白いコメントをもらったそうだ。以下引用。
これを、KPTIRK(ケプターク)と言う名前でKPTの拡張として、Alistairに提案したところ、「日本人はカイゼン慣れしてるな~」という感想をもらった。
■AnAgileWay「KPTを使ったプロセス改善(2)」
■KPT法とToDo管理(けぷとほうととぅどぅかんり)
手帳用のリフィルにして使うフォーマット。
かなり便利そう。
かなり便利そう。
■KPTT(けぷとつー)
アイディアレベルで提案したTryの内、実際に実行する項目を「ToDo」に書く、という手法。
■NewKPT(にゅーけぷと)
下記の問題点を改善するために開発されたKPTフォーマット。以下引用。
KeepやProblemで挙がる、チームで起こったことやそれに対するメンバーの感情。そこからTryを導いているのですが、そこに「なぜ」があるはずなのに、KPTにはそれを書くスペースが用意されていないのです。
■KPTH(けぷす)
「NewKPT」を見ていて思いついた手法との事。
「KPTT」とは違い、「How」(実現方法)を明確化するためのフォーマット。
「KPTT」とは違い、「How」(実現方法)を明確化するためのフォーマット。
■KPT+T(けぷと)
フォーマットは規定されていないが、「Thanks」を加える、というもの。以下引用。
ファシリテーションのワークなどでよく使っている振り返りの手法です。
KPTTとは、一般的によく使われているKPTという振り返りの手法に
日本ファシリテーション、沖縄サロンの代表である
平井さんが提唱している感謝(Thanks)を加えたものです。
お仕事で悩みや不安を抱えておられる方は、一度体験すると結構ハマる事請け合いである。
お試しあれ。
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