■NTT DATA
いよいよアジャイルが日本で本格的に運用されようとしている。
そう捕らえてもよいのではないだろうか。
NTTデータは、アジャイルで有名な下記7社と共同で、「アジャイル開発技術者検定試験」の準備委員会を設立した。
- 株式会社NTTデータ
- 株式会社オージス総研
- 株式会社戦略スタッフ・サービス
- 株式会社テクノロジックアート
- 株式会社トランスコスモス・テクノロジーズ
- 日本アイ・ビー・エム株式会社
- 株式会社日立製作所
テクノロジックアート社は、既に自社のwebサイトで「アジャイル認定試験」を運営しており、誰でも手軽に試験を受けることができる。合格すると、メールで認定証が送られてくる。
■アジャイル検定試験
■webで簡単に「アジャイル検定試験」が受験できる
準備委員会設立に伴い、アジャイル検定の正式名称を、アジャイルソフトウエア開発技術者検定試験(以下、アジャイル技術者検定)とし、本準備委員会事務局を株式会社テクノロジックアート内に設置します。
との記載があるので、近い将来、テクノロジックアート社のwebサイトで新しい検定が公開されるだろう。
面白いのは、IPAとの関係である。
現在、ソフトウェア開発者技術者認定を行っているIPAから、賛同のメッセージが添えられている。
本取り組みに対して、独立行政法人情報処理推進機構 ソフトウェア・エンジニアリング・センター所長 松田 晃一様より、ご賛同のメッセージをいただいております。近年、IPAでは「非ウォーターフォール型開発」という名称で「アジャイル開発」に関するレポートをアップしている。これは、「IPAは、公に”アジャイル”を擁護できない」という意図の表れなのではないかと推察する。
独立行政法人情報処理推進機構 ソフトウェア・エンジニアリング・センター (IPA/SEC) においては、ここ数年アジャイル開発手法に注目し、動向調査や普及に向けた課題の検討を行ってきました。日本国内においては、まだアジャイル開発の事例が圧倒的に少なく、成熟した開発手法とはなっておらず、アジャイル技術者の数も非常に少ないことが課題の一つとして明らかになってきました。このような中で、今回準備が開始されるアジャイル技術者検定は、この分野の技術者の育成を促進するものとして、大いに期待されます。
これらの状況から、2012年は日本がアジャイルへシフトするターニングポイントになるのではないだろうか。
IPA、アジャイルを擁護できないという意図はないですよ。確か、アジャイル含めてウォーターフォール以外のプロセスを幅広く扱うぐらいの意図だったかと。
返信削除