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2012/08/17
【情報】純和風”オブジェクト指向”総本山3社を斬る!
日本における3大オブジェクト指向総本山といえば、次の3社だろう。
今回は、この3社が運営しているサイトにスポットを当ててみた。
■株式会社永和システムマネジメント様
1980年創立。
ご存知、平鍋健児氏を始め、角谷信太郎氏、木下史彦氏、天野勝氏、岡島幸男氏など、アジャイル系コミュニティでは有名な方々が所属する会社である。
永和システム様では「オブラブ」(旧:オブジェクト倶楽部)を運営している。
こちらのサイトでは、2003年から毎年、「オブジェクト倶楽部イベント」を年2回開催。
また、技術文書に「オブジェクト指向」、「UML」、といった本格派オブジェクト指向の情報や、アジャイル系の「XP」、「リファクタリング」、そして日本で唯一の「プロジェクト・ファシリテーション」に関する文書が無料公開されている。
オブジェクト指向、アジャイル、ファシリテーションといった、近代ソフトウェア技術者に求められるスキルに関して、一通り情報が揃っている。
■株式会社オージス総研様
1983年創立。
大阪ガス株式会社が100%出資している会社。
1998年頃、「UML技術者認定試験」を創設。
現在は、「UMTP/JAPAN 特定非営利活動法人UMLモデリング推進協議会」が引き継いでいる。
オージス総研様では、「オブジェクトの広場」という名で、オブジェクト指向に関する情報を発信している。
1999年から足掛け14年間、情報を発信し続けている。
記事には、「アジャイル」「ファシリテート」といった文言も見受けられる。
また、「アジャイルモデリング」「エンタープライズ統一プロセス」に関するWikiも記載されている。
■株式会社豆蔵様
2000年5月創立。
オージス総研様と同様、オブジェクト指向トレーニングに注力されている。
豆蔵様では、「社内バーチャル組織」と銘打って、「豆蔵ソフト工学ラボ」を公開している。
バックナンバーを探した所、2008年まで遡る事ができた。
「要求開発」、「アーキティクチャ」、「テスト・品質向上」など、様々な分野の記事が掲載されている。
いずれの会社も、ブログ、コミュニティ、書籍出版など、社外への情報発信が著しいのは共通している。
現在のソフトウェア開発のトレンドは、オブジェクト指向からアジャイルへとシフトしつつある。この流れの中、次なる新しい情報発信のキーワードを見つけ、発信開始する会社が恐らく登場することは想像に難くない。
そんな会社が本当に登場した時。
次はどんなドラマが始まるのだろうか。
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